杜の街プラザ2 階にあるパブリックアートラウンジ「Le Metté Adeline ( ルメテ アデリン)」
「生誕140年記念 夢二木版画展 “LIFE with YUMEJI”」展示風景
杜の街のシンボルとなるアート、杜の街の空間デザイン
本ラウンジでは、今後の活躍が期待される若手アーティストを領域横断的に紹介しさまざまな人々を結びつけていきます。地元である瀬戸内で活躍するアーティストを発掘し、国内外へ向けて広く発信することで、岡山の芸術文化を育成していきます。 また、アートに特化したパブリックスペースとして、職・住・商があつまる杜の街の魅力を活かしながら、作品たちが地域の生活へゆるやかににじみ出ていくような空間をデザインしました。
アートラウンジのデザイン(および初回展示のアートディレクション)は、名和晃平が主宰する Sandwich が担当。
夢二生誕140年記念 YUMEJI POP-UP MUSEUM
夢二木版画展「LIFE with YUMEJI」
会期: 2024年8月24日(土)-12月8日(日) 11:00-16:00
会場: 杜の街グレース 杜の街プラザ2階
パブリックアートラウンジ「Le Metté Adeline (ルメテ アデリン)」
(岡山市北区下石井2丁目10-8)
観覧料:無料
主催:公益財団法人 両備文化振興財団 夢二郷土美術館
竹久夢二の生誕140年を記念し、夢二郷土美術館が所蔵管理する版木より手刷りで制作された多彩な木版画の展覧会「LIFE with YUMEJI」を8月24日(土)から12月8日(日)まで開催いたします。
本展は、夢二郷土美術館のコレクションが全国巡回する記念展「生誕140年 YUMEJI展 大正浪漫と新しい世界」の岡山展(夢二郷土美術館本館、夢二生家記念館・少年山荘)と同時開催となります。
夢二郷土美術館所蔵の肉筆作品より厳選した佳作を伝統木版手刷りにて復刻制作した京都版画院版、夢二が装丁をした楽譜や雑誌、挿絵などを復刻手刷りした加藤版画研究所版の木版画を展示、夢二が描いた猫を竹久夢二豆本『猫』の出版の際に木版画で制作した「夢二の猫」シリーズを含む56点の作品をご覧いただけます。
また本展の構成は、Le Metté Adeline のデザインを手がけたクリエイティブ・プラットフォーム「Sandwich」が担当。空間と呼応した展示を体感いただけます。
「あなたの生活の中に夢二の作品を」という思いを込めた木版画展「LIFE with YUMEJI」。同じく杜の街グレースで開催する「YUMEJI POPーUP MUSEUM(夢二ポップアップミュージアム)」とともに夢二の世界をお楽しみください。
(※展示している作品はすべてご購入いただけます。)
展示作品を3Dバーチャルギャラリーでご覧いただけます。
竹久夢二の略歴と夢二郷土美術館の紹介
竹久夢二について
岡山出身の竹久夢二(本名 茂次郎 1884-1934)は、大正浪漫を代表する詩人画家で、郷愁の想いを胸に心の詩を描き続けました。 独学で独特の世界観と画風をつくりあげ、夢二式美人と称される抒情的な美人画で特に知られます。 画家であるとともに詩人、またデザイナーやイラストレーターとしても多彩に活躍した時代の先駆者です。
公益財団法人 両備文化振興財団 夢二郷土美術館
〇夢二郷土美術館 本館
岡山出身の大正浪漫を代表する詩人画家でデザイナーでもある竹久夢二の美術館。
代表作《立田姫》《西海岸の裸婦》などをはじめ肉筆作品で随一の所蔵を誇り、年に4回の企画展で常時100点以上を展示。
水戸岡鋭治の監修でリニューアルされ、展示室でカフェやショップを楽しめる「art café 夢二」も人気です。
〇夢二生家記念館・少年山荘
岡山出身で大正浪漫を代表する詩人画家 竹久夢二のふるさとで夢二芸術の原点が体感できる美術館。夢二が16歳まで過ごした部屋が残る築約250年の茅葺屋根の生家を「夢二生家記念館・少年山荘」として公開し、季節に合わせた肉筆作品の特別展示をお楽しみいただけます。
また、夢二自らが設計したアトリエ兼住居を復元した「少年山荘」では、夢二の人生・デザイン・音楽をテーマにご紹介。2019年3月にリニューアルし、夢二創作和菓子を楽しむカフェやオリジナル商品を揃えたショップも人気です。
「生誕140年 YUMEJI展 大正浪漫と新しい世界」
2024年9月7日(土)~12月8日(日)開催
会場:夢二郷土美術館本館(岡山県岡山市中区浜2-1-32)
サテライト会場:夢二生家記念館・少年山荘(岡山県瀬戸内市邑久町本庄2000-1)
ウェブサイトリンク
Le Metté Adeline空間デザイン Sandwich Inc.
名和 晃平
Sandwich Inc. 代表/彫刻家/京都芸術大学教授
プロフィール
1975 年生まれ。京都を拠点に活動。2003 年京都市立芸術大学大学院美術研究科博士課程彫刻専攻修了。2009 年「Sandwich」を創設。
名和氏は、感覚に接続するインターフェイスとして、彫刻の「表皮」に着目し、セル ( 細胞・粒 ) という概念を機軸として、2002 年に情報化時代を象徴する「PixCell」を発表。生命と宇宙、感性とテクノロジーの関係をテーマに、重力で描くペインティング「Direction」やシリコーンオイルが空間に降り注ぐ「Force」、液面に現れる泡とグリッドの「Biomatrix」、そして泡そのものが巨大なボリュームに成長する「Foam」など、彫刻の定義を柔軟に解釈し、鑑賞者に素材の物性がひらかれてくるような知覚体験を生み出してきた。
近年では、アートパビリオン「洸庭」など、建築のプロジェクトも手がける。2015 年以降、ベルギーの振付家/ダンサーのダミアン・ジャレとの協働によるパフォーマンス作品「VESSEL」を国内外で公演中。2018 年にフランス・ルーヴル美術館 ピラミッド内にて彫刻作品「Throne」を特別展示。